
思いつくまま、気の向くままに書いていたら、似たようなタイトルの記事がいくつも並んでいました。どの記事に何を書いたのか、自分でも収拾がつかなくなっていたんです。
「書きたいことはあるのに、何から始めればいいかわからない」「書いてはみたけど、誰にも読まれていない気がする」。ブログを始めたばかりだと、そんなモヤモヤを抱えがちです。
原因の多くは、書く前の準備にあります。この記事では、私が失敗から学んだ「書く前にやること」を4つに絞って紹介します。最後には、そのまま使える「書く前シート」も用意しました。
この記事でわかること
- ブログ記事を書く前に決める4つのこと
- 思いつきで書いた記事が読まれない理由
- そのまま使える「書く前シート」
先に、35秒の動画で全体の流れをまとめました。音が出るので、音量に気をつけて再生してください。
書く前に決めるのは「目的・読者・キーワード・管理」の4つ

ブログ記事を書く前に決めることは、目的・読者・キーワード・管理の4つだけです。文章のうまさより先に、この4つが決まっているかどうかで記事の出来が変わります。
| 準備 | 決めること | 決めないとどうなるか |
|---|---|---|
| 1. 目的 | 読者が読み終えたらどうなっていてほしいか | 話があちこちに飛ぶ |
| 2. 読者 | 誰に読んでほしいか(1人に絞る) | 自己満足の記事になる |
| 3. キーワード | 読者が検索する言葉と、その裏の悩み | 検索されず、見つけてもらえない |
| 4. 管理 | 記事の目的を一覧にして、ほかの記事と分ける | 記事が重複し、リライト先も選べない |
どれも数分で決められます。ただ、この数分を飛ばすと、あとで何倍もの手間になって返ってきます。まずは、私がそれを思い知った話から。
思いつきで書いた記事は、重複して誰にも読まれない

準備をせずに書いた記事は、重複しやすく、誰にも読まれません。私は、これを自分のブログで全部やってしまいました。
冒頭で書いたように、似た記事が何本も並んでしまったのが1つめの失敗。困ったのは、それだけではありませんでした。
どの記事も、誰に向けて書いたのかがはっきりしなかったんです。自分が書きたいことを書いただけの、自己満足の記事。読む人の顔を思い浮かべずに書いたのだから、読まれないのも当然でした。
そして一番つらかったのが、リライトのとき。アクセスを伸ばそうと思っても、どの記事を直せばいいのかがわからないんです。似た記事が並んでいると、直すべき1本を選ぶことすらできません。
準備を飛ばしたツケは、書いた直後ではなく、記事が増えてからまとめて回ってきます。同じ失敗をしないために、今の私が書く前に必ずやっているのが、次の4つです。
準備1:記事の目的を1文で決める

最初に、「この記事を読んだ人がどうなっていれば成功か」を1文で書きます。これが記事の目的。
目的が決まっていないと、書いている途中で話がどんどん広がっていきます。あれも大事、これも書いておきたい。そうやって足した情報は、読者が答えにたどり着くまでの距離を伸ばすだけです。
目的は「〇〇で困っている人が、読み終えたら△△できる」の形にすると決めやすくなります。たとえば、この記事の目的は次の1文です。
目的の例
何から書けばいいか迷っているブログ初心者が、読み終えたら書く前の準備を終えて、迷わず書き始められる。
書いている途中で迷ったら、この1文に戻るだけ。目的に関係ない段落は、どれだけ正しくても削ってかまいません。
準備2:読んでほしい人を1人に絞る

次に、「誰に読んでほしいか」をたった1人に絞ります。「ブログ初心者」のような広い言い方ではなく、どんな状況で、何に困っている人かまで決めるのがコツです。
全員に向けて書いた記事は、結局誰の心にも届きません。私の自己満足の記事に抜けていたのも、この「誰に向けて」でした。
たとえば、同じ「ブログの書き方」でも、読者によって書く内容は変わります。
- ブログを始めたばかりで、1本目が書けない人 → 書く前の準備から
- 10記事書いたのにアクセスがない人 → キーワードとリライトから
- 文章を書くこと自体が苦手な人 → 読みやすい文章のコツから
読者が1人に決まれば、使う言葉も例え話も選びやすくなります。決め方は、記入シート付きでこちらの記事にまとめました。ブログのペルソナの作り方|自分と同じ悩みを持つ1人に絞る3ステップ
準備3:キーワードで読者の悩みを確かめる

読者が決まったら、その人が検索しそうな言葉(キーワード)と、その裏にある悩みを確かめます。ブログ記事は、検索で見つけてもらえて初めて読まれるからです。
ここで大事なのは、キーワードそのものより「なぜその言葉で検索したのか」を考えること。たとえば「ブログ 書き方」と検索する人は、書き方の知識が欲しいのではありません。本当に欲しいのは、迷わず記事を書き上げて、誰かに読んでもらえることです。
読者の悩みを確かめるなら、手軽なのは次の3つ。
- キーワードで検索して、上位に出てくる記事の見出し
- 検索窓に出てくる関連キーワード(サジェスト)
- Yahoo!知恵袋などに投稿されている、生の質問
実際に知恵袋で「ブログ 書き方」を調べると、「記事の書き方が分からない、どこから手をつければいいか」という質問が見つかります。まさにこの記事が答えたい悩みです。検索意図の調べ方は、検索意図の調べ方|読者が知りたいことを1文にする4ステップで手順を詳しく解説しています。
準備4:記事の目的を一覧で管理して、重複とリライト迷子を防ぐ

最後に、決めた目的・読者・キーワードを、記事ごとに一覧にして管理します。この準備が、記事の重複とリライト迷子を防いでくれます。
一覧にしておけば、新しい記事を書く前に「似た目的の記事がすでにないか」をすぐ確かめられます。私が似た記事を量産してしまったのも、この一覧がなかったからでした。
今の私は、このブログの記事を管理画面で一覧にしています。記事ごとに並べているのは次の3つです。
- 記事のタイトルとキーワード
- 記事の概要と目的
- 進み具合(企画中・執筆中・公開済みなど)
こうしておくと、何がどこまで進んでいるか、どの記事が読まれているか、読者に何が求められているかを、あとから分析できます。リライトのときも、目的とアクセスを見比べれば、直すべき1本がすぐに見つかります。管理画面と聞くと大げさですが、最初はスプレッドシートの1枚で十分です。
4つの準備を1枚にまとめる「書く前シート」

ここまでの4つは、下の「書く前シート」を埋めれば5分ほどで終わります。コピーして、メモ帳やスプレッドシートに貼って使ってください。
| 項目 | 書くこと | 記入例(この記事) |
|---|---|---|
| 目的 | 読者が読み終えたらどうなっていてほしいか | 迷わず1本目を書き始められる |
| 読者 | どんな状況で、何に困っている人か | ブログを始めたばかりで、何から書けばいいか迷っている人 |
| キーワード | 読者が検索する言葉 | ブログ 記事 書く前 |
| 読者の悩み | そのキーワードで検索した理由 | どこから手をつければいいかわからない |
| 似た記事 | 一覧を見て、目的が重なる記事がないか | なし |
シートが埋まったら、書く前の準備は完了です。あとは見出しを並べて記事の骨組みを作れば、本文を書き始められます。構成の作り方は、こちらの記事で解説しています。ブログ記事の構成の作り方|テンプレートで迷わず書ける5ステップ
まとめ:書く前の5分が、読まれる記事をつくる
ブログ記事を書く前にやることを振り返ります。
- 書く前に決めるのは、目的・読者・キーワード・管理の4つ
- 準備なしで書くと、記事が重複し、自己満足になり、リライト先も選べない
- 目的は「読者が読み終えたらどうなるか」を1文で書く
- 読者は1人に絞り、キーワードの裏にある悩みを確かめる
- 記事の目的を一覧で管理すると、重複を防ぎ、あとから分析できる
4つの準備のうち、最初に迷いやすいのが「誰に読んでほしいか」です。まずは次の記事で、読者の決め方を一緒に見ていきましょう。ブログのペルソナの作り方|自分と同じ悩みを持つ1人に絞る3ステップ
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