ブログの装飾のコツ|箇条書き・表・太字の使い方と「強調は1画面2個まで」のルール

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箇条書き・表・装飾の使い方 強調は1画面に2個まで。(アイキャッチ)

強調は、1画面に2個までにしろ。

書いたことを、ちゃんとわかってほしい。思ったとおりに伝わってほしい。その気持ちが強いほど、大事なところを太字にして、マーカーを引いて、色を変えたくなります。私もずっとそうでした。

でも、1画面に強調が何か所もあると、読者はどこを見ればいいのかわかりません。しかも、強調していない文はそのぶん弱く見えてしまいます。気持ちをこめて塗り分けた文章ほど、読み終わったあとに何も残らない文章になっていました。

装飾を足すほど、なぜか読みにくくなっていませんか?この記事では、強調・箇条書き・表・ボックスの使い分けを、直す前と直した後の例と、そのまま使えるルール表で紹介します。

この記事でわかること

  • 装飾の4つの役割
  • 太字・マーカー・文字色の使い分けと、強調する場所の選び方
  • 箇条書きと表を使う場面と、スマホで読みやすい書き方
  • そのまま使える装飾ルール表とチェックリスト
目次

装飾は「ここだけは読んで」の目印

ブログの装飾の4つの役割、強調する・並べる・比べる・区切るを並べた図

ブログの装飾には、大きく分けて4つの役割があります。

役割使う装飾こんなときに
強調する太字・マーカー・文字色絶対に読んでほしい1文がある
並べる箇条書き同じ種類のことが3つ以上ある
比べる表2つ以上のものを、同じ観点でくらべる
区切るボックス・吹き出し例文や注意を、本文と分けて見せたい

ブログの読者は、記事を頭から1文字ずつ読んではくれません。スマホで指を動かしながら、目に止まったところだけを拾って読みます。装飾は、その指を止めて「ここだけは読んで」と知らせる目印です。

目印なので、多すぎると意味がなくなります。駅の案内板が全部赤い文字だったら、どれが出口の案内なのかわかりませんよね。ブログの装飾も同じで、少ないから目に止まります。

強調を増やすほど、記事は記憶に残らない

書いているときは、どの文も大事に見えます。自分で調べて、考えて書いた文なので、どれも読者にちゃんと受け取ってほしい。だから私は、思ったとおりに伝わってほしい一心で、大事そうなところを太字とマーカーで塗り分けていました。

ところが、スマホで1画面に強調が何か所もあると、読者の目はあちこちに飛びます。どれが一番大事なのかがわからないまま、次の画面に進んでしまいます。

もう1つ困るのが、強調していない文が弱くなることです。強調した文を「大事」と知らせるのは、裏を返せば、それ以外の文を「読まなくてもいい」と知らせることでもあります。説明の流れを作っている文まで読み飛ばされて、結局、記事の中身が頭に残らなくなっていました。

教科書にマーカーを引きすぎて、見返したときに何が大事かわからなくなったことはありませんか。ブログも教科書も、塗りすぎると目印にならないのは同じです。

太字・マーカー・文字色の使い分け

太字・マーカー・赤い文字の使う場面と、使いすぎたときの見え方をまとめた表

強調に使う装飾は、太字・マーカー・文字色の3つです。それぞれ向いている場面がちがいます。

装飾使う場面使いすぎると
太字結論の1文全部の文が同じ重さに見える
マーカー読み終えたあとも覚えていてほしい1文教科書のように塗りつぶされる
赤い文字まちがえると読者が損をする注意怒られているように見える

強調は、太字・マーカー・文字色を合わせて、1画面に2個までにします。

ここでいう1画面は、スマホでスクロールせずに見える範囲です。記事を書き終えたら、スマホで上から1画面ずつ見ていき、強調が3個以上ある画面があったら、大事なほうの2個だけを残してください。

この記事でも、色をつけた強調は冒頭の赤い1行と、すぐ上の太字の1文だけにしています(例文の中はのぞきます)。少なく感じるかもしれませんが、まわりに強調がないから、スクロールしていても目に止まります。

もう1つのルールは、1つの文に装飾を重ねないことです。「赤い文字で、太字で、マーカーも引く」と重ねても、目立ち方はほとんど変わりません。画面がにぎやかになるだけです。

強調する場所の選び方

どこを強調するかで迷ったら、次の2つから選んでください。

  1. 記事の結論の1文(PREP法でいうP)
  2. 読者がまちがえると困ること・損をすること

それでも迷うときは、「読者が記事を閉じたあと、1つだけ覚えていてほしい文はどれか」を考えます。その1文を、太字にしてください。迷ったら、強調は太字だけで十分ですよ。このブログも、太字にそろえています。

箇条書きを使う場面と書き方

箇条書きを読みやすくする4つのルールを並べた図

箇条書きは、同じ種類のことが3つ以上並ぶときに使います。文章の中に「Aと、Bと、Cと、Dと……」と続くと、読者は途中でいくつ目なのかわからなくなるからです。

2つだけなら、「AとBです」と文章で書いたほうが読みやすくなります。箇条書きを使うときは、次の4つを守ってください。

1項目は1行におさめる

箇条書きは、ぱっと見て全体をつかむためのものです。1項目がスマホで3行も4行もあると、ふつうの文章と変わりません。長くなる項目は、箇条書きのあとに文章で補います。

項目は3〜7個までにする

10個も並ぶと、上のほうに何があったかを忘れてしまいます。7個をこえるときは、h3の見出しで2つに分けてください。

文末をそろえる

「〜する」で終わる項目と、「〜すること」「〜の確認」で終わる項目がまざると、読むたびに引っかかります。

直す前

  • スマホで表示を確認する
  • リンク切れ
  • 画像に代替テキストを入れること

直した後

  • スマホで表示を確認する
  • リンクが切れていないか確かめる
  • 画像に代替テキストを入れる

順番があるなら、番号付きにする

手順のように「この順でやってほしい」ものは、1・2・3と番号を付けます。順番がないものに番号を付けると、読者は「1番が一番大事なのかな」と迷います。

表を使う場面と書き方

表を使う場面と、スマホで読みやすい表にする3つのルールをまとめた図

表は、2つ以上のものを、同じ観点でくらべるときに使います。たとえば「ブログサービスをどれにするか」のように、読者が見くらべて選びたいときです。

直す前(文章でくらべた場合)

はてなブログは無料から始められて、すぐに書き始められますが、デザインや広告の自由度はWordPressほど高くありません。WordPressはサーバー代が月1,000円前後かかり、準備にも時間がかかりますが、デザインも広告も自由に決められます。

直した後(表でくらべた場合)

はてなブログWordPress
費用無料から月1,000円前後
始めやすさすぐ書ける準備に時間がかかる
自由度ふつう高い

文章だと、読者は頭の中で表を作りながら読むことになります。表にしておけば、その作業はいりません。

表を作るときに気をつけたいのは、次の3つです。

  • くらべる観点(費用・始めやすさなど)を、左の列にそろえる
  • スマホで読むなら、列は3つまでにする
  • 1マスに入れる言葉は短くする(長い説明は表の下に書く)

列が4つ以上になると、スマホでは文字が小さくなったり、横にスクロールしないと読めなくなったりします。くらべるものが多いときは、表を2つに分けたほうが読みやすくなります。

ボックス・吹き出しは、1つの見出しに1つまで

WordPressのテーマ(このブログで使っているSWELLなど)には、ボックスや吹き出しを、ボタン1つで入れられる機能があります。便利なぶん、つい使いすぎてしまう装飾です。

ボックスは、本文と分けて見せたいものに使います。このシリーズでは、例文と「この記事でわかること」をボックスに入れています。注意やまとめに使ってもかまいませんが、1つの見出しの中に1つまでにしてください。ボックスが続くと、どれが本文なのかわからなくなります。

吹き出しは、読者の「でも、それって〜じゃないの?」という気持ちを代わりに言わせるときに使うと生きてきます。会話にする意味がないところまで吹き出しにすると、文章を読むより吹き出しを目で追うほうに疲れてしまいます。

ちなみに、noteのように、背景色やボックスがほとんど使えないサービスもあります。それでも、箇条書きと段落の区切りだけで、読みやすい記事は作れます。段落の区切り方は、読みやすい文章のコツの記事で紹介しています。

ビフォー・アフター:装飾だらけの1画面を直す

強調だらけの段落(Before)と、強調を1か所にしぼって箇条書きにした段落(After)を左右に並べてくらべた図

「記事を書き終えたら、すぐに公開しない」という段落を、この記事のルールで直してみます。

直す前

記事を書き終えたら、すぐに公開しないでください。誤字や脱字は自分ではなかなか気づけません。一晩おいてから読み直すと、書いているときには見えなかったミスが見つかります。スマホで表示を確認すること、リンクが切れていないか確かめること、画像の代替テキストを入れることも忘れずに!

直した後

記事を書き終えたら、一晩おいてから読み直してください。書いた直後は、自分の文章の誤字や脱字に気づきにくいからです。

読み直すときは、次の3つも確かめます。

  • スマホで表示がくずれていないか
  • リンクが切れていないか
  • 画像に代替テキストが入っているか
直す前直した後
強調が7か所あって、どれが大事かわからない強調は結論の1か所(太字)だけにした
太字と赤い文字とマーカーがまざっている強調の種類を1つにしぼった
確かめることが文の中に3つ続いている箇条書きにして、文末をそろえた

直す前の段落は、強調したところだけ読むと「すぐに公開しない」「誤字や脱字」「なかなか気づけません」……とバラバラの言葉が目に入ります。直した後は、太字の1文を読むだけで、この段落で何をすればいいかがわかります。

そのまま使える装飾ルール表とチェックリスト

装飾を確かめるチェックリスト8項目の図

記事を書くときは、下のルール表を手元に置いておいてください。

装飾ルール
太字・マーカー・文字色合わせて1画面に2個まで。1つの文に重ねない
赤い文字まちがえると損をする注意だけに使う
箇条書き3〜7個。1項目1行。文末をそろえる
番号付きリスト順番があるときだけ使う
表くらべるときに使う。スマホでは3列まで
ボックス・吹き出し1つの見出しに1つまで

書き終えたら、次の8つを確かめます。

  • 強調(太字・マーカー・文字色)は、1画面に2個までになっているか
  • 強調しているのは、結論か注意のどちらかか
  • 1つの文に装飾を重ねていないか
  • 箇条書きは3〜7個で、1項目が1行におさまっているか
  • 箇条書きの文末がそろっているか
  • 表は、スマホで横にスクロールせずに読めるか
  • ボックスや吹き出しが、1つの見出しに2つ以上ないか
  • スマホで1画面ずつ見て、色だらけになっていないか

まとめ:まずは1画面の強調を2個にしぼるところから

装飾の使い方(太字は1画面2個まで・箇条書き・表・ボックス)とやってはいけない3つを1枚にまとめた図

今日から使えるのは、この3つです。

  • 強調は、太字・マーカー・文字色を合わせて1画面に2個まで
  • 3つ以上並ぶことは箇条書き、くらべることは表にする
  • ボックスと吹き出しは、1つの見出しに1つまで

強調を減らすのは、最初は少し勇気がいります。私も「ここも大事なのに」と何度も迷いました。でも、1画面の強調を2個にしぼってからのほうが、読者に伝えたいことがまっすぐ届くようになったと感じています。

まずは、いま書いている記事をスマホで開いて、1画面ずつ太字とマーカーの数を数えてみてください。3個以上ある画面から外していくと、本当に伝えたかった1文が見えてきます。

次の記事では、文字だけでは伝わりにくい内容を、図解や画像でひと目でわかる形にする方法を紹介します。【図解・画像の入れ方の記事へのリンク】

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