
タイトルは、書き終えてから中身に合わせて仕上げろ。
キーワードもちゃんと入れた。検索で上に出そうなタイトルもできた。なのに書き終えて読み返すと、タイトルと中身がなんだか合っていない。こういうこと、ありますよね。
私はこれを何度もやりました。タイトルを付け直して、また本文とすり合わせる。記事の中身を表しながらSEOも考えるのって、案外むずかしいんです。
タイトルは、書く前に仮で決めて、書き終えてから仕上げるとうまくいきます。この記事では、クリックされて中身ともずれないタイトルの作り方を、5ステップとビフォー・アフターの例、公開前のチェックリストで紹介します。
この記事でわかること
- クリックされるタイトルに入っている2つのもの
- キーワードから決めたタイトルが中身とずれる理由
- タイトルを作る5ステップと、直す前・直した後の例
- やりがちなNGタイトルと、公開前のチェックリスト
先に、40秒の動画で全体の流れをまとめました。音が出るので、音量に気をつけて再生してください。
クリックされるタイトルは「検索した言葉」と「この記事の答え」が両方見える

クリックされるタイトルには、読者が検索した言葉と、その記事で手に入る答えの両方が入っています。どちらか片方だけでは、選ばれにくくなります。
検索結果の画面を思い浮かべてみてください。読者は10本ほど並んだタイトルを、上からざっと眺めます。じっくり読むのは、ほんの数秒。その数秒で「自分が探していたのはこれだ」と思えた記事だけがクリックされます。
そのとき読者が確かめているのは、次の2つです。
- 自分が検索した言葉が入っているか(探しているものと合っているか)
- 読んだら何がわかるのか、どうなれるのか(読む価値があるか)
LINEの通知と同じです。通知に出る最初の一行だけで、すぐ開くか、あとで見るかを決めますよね。「明日の件」だけだと後回しにされますが、「明日の集合、10時に変更になりました」なら、すぐ開いてもらえます。タイトルも、この一行と同じ役割です。
| タイトル | 読者の受け取り方 | |
|---|---|---|
| キーワードだけ | キーボードの打鍵音について | 何がわかるのか見えない |
| 答えだけ | デスクマット1枚で驚くほど静かに | 自分の悩みの話かわからない |
| 両方ある | キーボードの打鍵音がうるさい?今のままで静かにする3つの方法 | 探していた答えがありそう |
この「キーボード 打鍵音 うるさい」は、検索意図の調べ方と構成の作り方でも使った例です。この記事も、同じ例で進めます。
キーワードから決めたタイトルは、中身とずれやすい

キーワードを入れることだけを考えてタイトルを決めると、書き終えたときに中身とずれやすくなります。
私も以前は、SEOを意識して、まずキーワードを入れたタイトルを作ってから書き始めていました。ところが、書き終えて読み返すと、タイトルが約束していることと、本文で答えていることが合っていない。そんな記事がけっこうありました。
タイトルを付け直すと、今度は導入文や見出しの言い回しも合わせたくなります。結局あちこち直すことになって、公開がどんどん遅れる。正直、またか…という気持ちでした。
ずれる理由は、書いている途中で記事の中身が少しずつ変わるからです。たとえば、こんなことは普通に起こります。
- 書いているうちに体験談がふくらんで、そこが一番の読みどころになった
- 調べてみたら、最初に考えていた答えより、いい方法が見つかった
- 「3つの方法」のつもりが、書いてみたら2つで十分だった
どれも、記事がよくなった結果です。悪いのは中身が変わったことではなく、書く前のタイトルを完成品として扱っていたことでした。
タイトルは仮で決めて、書き終えてから仕上げる

タイトルは、書く前に「仮タイトル」を決めて、書き終えてから本番のタイトルに仕上げます。
一般的には「先にタイトルと見出しを作ってから書く」のが正解とされています。ここは私も同じ意見です。どのキーワードで、何に答える記事なのかが決まっていないと、書いている途中で話がぶれるからです。
ただ、最初のタイトルはあくまで仮。役割は「この記事で何に答えるか」を自分に言い聞かせるメモです。きれいな言い回しにこだわる必要はありません。
| タイミング | やること | ポイント |
|---|---|---|
| 書く前 | キーワードと「答えること」を入れた仮タイトルを作る | 言い回しは雑でOK |
| 書いている途中 | 仮タイトルからはみ出す話は書かない | 迷ったら仮タイトルに戻る |
| 書き終えたあと | 本文を読み返して、タイトルを中身に合わせて仕上げる | 数字や言葉を本文とそろえる |
仕上げるのは、公開する前にしておきましょう。公開して検索結果に出はじめた記事のタイトルを大きく変えると、順位が動くことがあるからです。公開前なら、何度変えても読者には影響はありませんよ。
例:仮タイトルと本番のタイトル
仮タイトル:キーボードの打鍵音がうるさいときの対策
本番のタイトル:キーボードの打鍵音がうるさい?今のままで静かにする3つの方法
仮タイトルの段階では「対策」としか決まっていなかったものが、書き終えたら「今のままで」「3つの方法」と中身がはっきりしました。その中身を、そのままタイトルに入れます。
タイトルを作る5ステップ

本番のタイトルは、次の5ステップで作れます。書き終えた記事を横に置いて、上から順番にやってみましょう。
- キーワードを前半に入れる
- 読者が得られる答えや結果を入れる
- 数字で中身を具体的にする
- 30文字前後におさめる
- 本文と照らし合わせる
ステップ1:キーワードを前半に入れる
検索した言葉は、タイトルの前半に置きます。読者は左から読むので、前のほうに自分の検索した言葉があると「これだ」と気づきやすいからです。
キーワードの言葉は、なるべく検索された形のまま使います。「打鍵音 うるさい」で検索した人には、「タイピング音が大きい」より「打鍵音がうるさい」のほうが目に入ります。
ステップ2:読者が得られる答えや結果を入れる
次は、読んだら何がわかるのか、どうなれるのか。「〇〇について」で終わらせず、「〇〇できる」「〇〇がわかる」の形にするのがコツです。
例
結果が見えないタイトル:キーボードの打鍵音について
結果が見えるタイトル:キーボードの打鍵音を、今のままで静かにする方法
それでもタイトルが思いつかないときは、上位の記事のタイトルを5本並べてみてください。みんなが使っている言葉を1つと、どの記事にも入っていない自分だけの体験や数字を1つ拾う。前者を前半に、後者を後半に置けば、たたき台が1本できます。
ステップ3:数字で中身を具体的にする
「3つの方法」「5ステップ」「1,000円以下」のように、数字を入れると中身の量やイメージが伝わります。たくさん並んだタイトルの中でも、数字は目に留まりやすいです。
ただし、数字は本文と必ずそろえます。タイトルに「3つの方法」とあるのに本文に4つ書いてあったら、読者は「あれ?」と思います。数字は、書き終えてから入れるのが安全です。
ステップ4:30文字前後におさめる
検索結果に表示されるタイトルの長さには限りがあり、長すぎると後ろが「…」で切れてしまいます。目安は30文字前後。大事な言葉は前半に寄せておけば、もし切れても伝わります。
なお、Googleは検索結果のタイトルを、ページの内容に合わせて書き換えて表示することもあります。中身と合っていないタイトルほど書き換えられやすいので、ここでも効いてくるのが「中身とそろえる」こと。
ステップ5:本文と照らし合わせる
最後に、タイトルと本文を見比べます。タイトルが約束していることに、本文がちゃんと答えているか。導入文の最初の数行で、その答えに触れているか。
ここでずれていたら、直すのはタイトルのほう。本文は、もう書き終えて中身が固まっているからです。
ビフォー・アフターで見るタイトルの直し方

よくあるタイトルを、5ステップで直すと次のようになります。直したあとのタイトルは、どれも「検索した言葉」と「答え」の両方が見える形になっています。
| 直す前 | 直した後 | 直したところ |
|---|---|---|
| キーボードの打鍵音について | キーボードの打鍵音がうるさい?今のままで静かにする3つの方法 | 悩みの言葉と、答えの数を入れた |
| ブログを続けるために大切なこと | ブログが続かない人へ。毎日15分で書ける習慣の作り方 | 読者を絞り、結果を具体的にした |
| 在宅ワークにおすすめのイスを紹介!最高すぎて感動した話 | 在宅ワークで腰が痛い人へ。1万円台で選べるイス3脚を比較 | 自分の感想ではなく、読者の悩みを前に出した |
| SEOに強いブログ記事タイトルの付け方のコツとポイントとおすすめの方法 | ブログのタイトルの付け方。クリックされる5ステップ | 詰め込んだ言葉を減らした |
直したあとのタイトルは、読者の悩みと答えが前に出ています。書き手が言いたいことより、読者が知りたいことを優先するのが、直すときのいちばんのポイント。
読者を一人に絞って考えると、どの悩みを前に出すか決めやすくなります。絞り方はペルソナの作り方の記事で解説しています。
やりがちなNGタイトル4つ

次の4つは、クリックされにくいか、クリックされても読者をがっかりさせてしまうタイトルです。公開前に、自分のタイトルが当てはまっていないか見てみてください。
キーワードを詰め込みすぎる
SEOを意識するあまり、関係のありそうな言葉を全部入れてしまうパターン。「ブログ タイトル 付け方 コツ SEO おすすめ」のように、読者から見ると何の記事なのかかえってわからなくなります。キーワードは、メインの言葉を1つか2つで十分。
中身より大げさに書く
「誰でも絶対」「たった1分で」のように、中身より大きく見せるタイトルです。クリックはされるかもしれませんが、読んで「思ってたのと違う」と思われたら、すぐに戻られてしまいます。
自分目線で書く
「〇〇を買ってみた」「最近ハマっていること」のように、書き手の出来事だけのタイトルです。読者は書き手のことより、自分の悩みが解決するかを知りたいので、検索結果では選ばれにくくなります。体験談を書くときも、「〇〇で悩んでいた私が試した結果」のように、読者の悩みとつなげます。
ほかの記事とまったく同じ
上位の記事のタイトルを参考にするのはいいのですが、そのまま同じにすると、読者には違いがわかりません。自分の記事にしかない体験や数字を入れて、ほかの記事と並んでも選ばれる理由を作ります。
公開前に確かめるタイトルチェックリスト

書き終えてタイトルを仕上げたら、公開ボタンを押す前に次の7項目を確かめます。
- メインのキーワードが、前半に入っているか
- キーワードが、検索された言葉に近い形になっているか
- 読んだら何がわかるか、どうなれるかが入っているか
- タイトルの数字と、本文の数がそろっているか
- 30文字前後におさまっているか
- 中身より大げさな言葉を使っていないか
- 導入文の最初の数行で、タイトルの答えに触れているか
全部に✓がついたら、タイトルは完成です。もし1つでも引っかかったら、本文ではなくタイトルのほうを直してください。
まとめ:タイトルは中身に合わせて最後に仕上げる

- クリックされるタイトルには「検索した言葉」と「この記事の答え」の両方が入っている
- キーワードだけで決めて固定すると、書き終えたときに中身とずれやすい
- 書く前は仮タイトル、書き終えてから本番のタイトルに仕上げる。仕上げは公開前に
- 作り方は「キーワードを前半に → 答えや結果 → 数字 → 30文字前後 → 本文と照らし合わせる」の5ステップ
- 詰め込み・大げさ・自分目線・ほかと同じ、の4つは避ける
タイトルが決まったら、次は記事の中の見出しです。見出しだけ読んでも中身が伝わる付け方と、H2・H3の使い分けは、こちらの記事で解説しています。ブログの見出しの付け方|H2・H3の使い分けと伝わる4つのコツ
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