最近知り合いから、次のような質問を受けることが多くなりました。

アフィリエイトで稼げるの?
どれくらい稼げるの?
結論から言って、こんなことを聞いてくるような人はアフィリエイトで稼げません。
その理由をレベル別に説明します。
絶対稼げない人
普通の人がアフィリエイトで成果を感じられるようになるのは、早くても1年後くらいです。
どうして1年もかかるのかというと、検索エンジンの評価やアクセス数、固定読者(ファン)の定着具合など、成果が出るまでには順序があるからです。
コツコツ正しい方法でブログを育てる。アフィリエイトは農業に似ていると私は考えています。
育てたブログが芽を出すまでは1円も稼げませんが、芽を出せば1万円になり、5万円となり、最終的には数十万円のお金を作ってくれるコンテンツになるわけです。ただし、育て方を間違えたり畑を放棄すると収穫することはできません。
このような理由から、アフィリエイトを舐めている人は絶対に稼ぐことができないと断言できます。
①「楽して稼げる」と思っている
- 仕事するよりも楽に稼げる
- 片手間で稼げる
- 寝ている間も稼げる
アフィリエイトを畑仕事のような物だと考えていない人は、このようなイメージを抱いていることが多いです。
今日ブログを書いて、来月には数万円~数十万円稼げると思っていることでしょう。
前述した通り、アフィリエイトの結果が出るまでには時間がかかりますので、楽に稼げることはありません。
② 継続できない・途中でやめる
- 困難を乗り越えられない
- 問題を解決できない
- 気力がない
アフィリエイトを簡単に考えている人は覚悟がありません。
覚悟を決めて取り組む人は、問題や課題を乗り越えるしかないので、あまり問題にはならないのですが、腰掛け程度の軽い気持ちでアフィリエイトをやっている人は、これらの困難を乗り越える気力がありません。
覚悟のない人が何か問題に直面すると、自分で問題の原因と対策方法を考えるのが面倒なので、誰かに答えを聞いて簡単にその場を解決しようとします。他にも稼ぐ方法はいくらでもありますので、簡単な方法で簡単に稼げれば良いと考えているからです。



だから、難しい問題が起きると止めてしまうんだね。
③ノウハウコレクターになっている
楽に効率よくアフィリエイトをやるためには、何かしらの指針となるノウハウが必要です。
少しググればアフィリエイトのやり方なんて腐るほど出てきますし、そういった一般書籍も多く販売されています。
溢れる情報を精査する力もないし、書籍を読んで勉強する気力もない人が、レビューの良い有料ノウハウを購入する流れになります。
アフィリエイトはブログを書いてなんぼの世界です。情報を集めるばかりで実践しない状況では稼げるはずがありません。
「学んでからやる」ではなく「やりながら学ぶ」が正解です。



楽に稼げる方法なんてないんですよ。
稼げる可能性が低い人
このケースに該当する人は、アフィリエイトの本質を理解する必要があります。
④ 発信する内容が自己中心的
読者が検索してくるときの心理を考えてください。
読者が求めているのは「あなたの話」ではなく「自分にとっての解決策」です。
読者は記事を読むとき、無意識にこう考えています。



「で、これって自分に関係あるの?」
「自分にはどう役立つの?」
「自分ならどうすればいいの?」
その問いに答えられない記事は、スルーされます。



そのためには、こう考えればいいよ!
- 「自分が書きたいこと」ではなく「相手が知りたいこと」から逆算して考える
- 「誰の」「どんな悩みを」「どう解決するか」を明確にする
- 自分の経験は“補足”として使う(押し売りしない)
- 感想や体験を書くときは「読者が得られる教訓」に変換する
⑤「好きなこと書けば稼げる」と思っている
ブログは「趣味」ではなく「ビジネス」です。
趣味でやるのは自由ですが、稼ぎたいなら“需要”を無視してはいけません。
- 誰が読むのか?
- どんな悩みを持っているのか?
- どう解決してあげるか?
これを設計しない限り、「好きなこと」だけでは“読者の心”も“お金”も動かせません。



具体的な失敗例はこんな感じだよ
よくある思い込み | 実際に起こること |
---|---|
「アニメの感想書いてたら稼げるかも」 | 検索されない。収益化しにくい。 |
「日常ブログで人気出れば広告貼れるよね」 | ファンがつくまでに何年かかる?そもそも広告単価が低すぎる。 |
「旅行好きだから旅ブログやろう」 | 競合が強すぎ。差別化できなければ読まれない。 |
「好き × 稼げる市場」= 最強です。
お金を稼ぎたいのなら、「好き」を軸にしつつ、「読者の利益」「市場性」「広告案件の有無」でフィルターをかけて考えることをお勧めします。
⑥ 競合分析をしない(かなり厳しい)
「競合を見ずに書く」は、目隠しで戦場に突っ込むのと同じことで、今現在Googleの検索上位に表示されている記事が、正解の形(読者のニーズに合っている)なのです。



競合分析せず記事を書くとどうなる?
状況 | 起こること |
---|---|
上位記事を読まないまま記事を書く | 読者が求めている要素が抜ける。検索順位が上がらない。 |
検索意図を想像で決める | 的外れな記事になる。読者がすぐ離脱する。 |
独自性を意識しすぎて方向性がズレる | どこにも需要がない記事になる。努力が報われない。 |
競合は「敵」ではありません。何をどうすれば上位表示させられるかが書かれた「設計図」です。
あなたが書くべき内容・答え方・切り口は、その答えはすでに検索上位に詰まっています。それを調べずに記事を書くのは、完成図のないパズルを永遠に組み立てているようなものです。
上位表示されている正解を見て、分析してまずは真似して書いてみることをお勧めします。
⑦ SEOやキーワードを無視している
検索上位に表示されなければ始まりませんので、アフィリエイトにおいてSEOは必須事項です。



なぜSEO・キーワードが必要なのか?
検索ユーザーは「言葉(キーワード)」でしか情報にたどりつけないからです。
- ユーザーは悩みがあれば、まず検索窓に打ち込む
- そこで使われるのが「キーワード」
- つまり、「どんなキーワードで検索されるか」を知らずに書くのは、看板のないお店と同じ
どれだけ良いことを書いても、見つけてもらえなければ存在しないのと同じこと。キーワードは「検索される入口」です。
まとめ
稼げない人と一言で言っても、頑張っても稼げない人、頑張らないから稼げない人、アフィリエイトを舐めている人といったようなケースがあります。
誰かに助けてもらう前提で考えているような人は稼げなくて当然でしょうし、アフィリエイトの世界はそれほど甘い世界ではありません。
総合的に「頑張る」ことは大前提として、何をどう頑張ればいいのかはこの記事に書いた通りです。
できていない部分を素直に見つめなおし、読者の悩みを解決するための手助けをしていれば、自ずと稼げるようになるはずです。
アフィリエイターの80%が月に5万円も稼げていない統計が出ておりますが、その理由はここに書かれている内容にほとんど当てはまるかと思います。
何度も読み返して頑張れる材料にしていただければ幸いです。
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